ペンキのラジカル塗料とは？シリコン塗料と何が違う？

投稿日：2021年12月10日
カテゴリー：お役立ち情報山田ブログ

塗装のお見積りにある"ラジカル塗料"とは？

皆さん、こんにちは！！
さむかわ塗装です。

皆さんは、「ラジカル」とはご存知でしょうか？

お家の塗り替えを検討している方の中には複数の塗装業者さんから見積りをもらい、「ラジカル塗料」の説明を受け、「ラジカル塗料」をご検討されている方もいらっしゃると思います。

しかし、ラジカル塗料の説明を受けても「よく分からない」「難しい」と思う方がほとんどではないでしょうか？

そもそもラジカル塗料とは？

では、本題に入ります。

ずばりラジカル塗料とは、「ラジカル制御型の酸化チタンを使用した塗料」のことです。

ラジカルは、塗料を調色する時に使う酸化チタン(顔料)に太陽光の紫外線が当たることで発生するエネルギーのことです。

発生したラジカルは、塗料の樹脂や有機顔料にダメージを与えてしまい、劣化を進めます。

そうしますと、よく聞く塗膜の劣化症状の１つ「チョーキング現象」を引き起こす原因になってしまうのです！！

簡単解説！塗料の成分！酸化チタンについて

では、酸化チタンを無くせばいいのではないか？と思う方いらっしゃると思います。

酸化チタンは、外壁の塗替えで人気の淡彩色(ホワイト系やクリーム系など)を調色するときに必要な白色顔料です。

また、下地の色を覆い隠す隠ぺい力を高める効果もあります。凄いですね！！

酸化チタンを使用しないと淡彩色の塗料を作ることができないのです。

開発！ラジカル制御塗料！

「酸化チタン」が必要でも「ラジカル」が発生してしまい「チョーキング現象」の原因になってしまう…。

どうすればチョーキング現象を起こしてしまう、ラジカルが発生しない塗料を作ることができるのでしょうか？

それは！「ラジカル制御型の酸化チタン」と「光安定剤(HALS)」を使った「ラジカル制御型塗料」です！

通常の塗料と違い、紫外線による劣化を抑えるバリア層をつけることによってラジカルが発生しにくくする塗料を各メーカーさんで開発いたしました。

万が一、ラジカルが発生しても中で閉じ込めることが出来ます。

他に細かいものがあるのですが、こんがらがってしまうので、これだけ覚えていれば大丈夫です！

ラジカル（制御型）塗料は、紫外線による劣化（チョーキング現象など）を抑えるもの

になります。