ここで屋根外壁塗装をするときのジョリパッドや左官仕上げサイディング仕上げの外壁のお客様の
開口部のシーリング工事の重要性についてお話ししたいと思います。
開口部・貫通部は防水テープやシーリングで保護されるのですが、
最近では技術が進歩して簡単には雨漏りしなくなっていますが、
施工する側が対応していない場合もあります。
結果的に、開口部・貫通部の防水処理が甘くなっているケースがあるのです。
貫通部に防水処理を施す場合、従来の処理方法は透湿防水シートを貼る前に
防水テープで隙間を閉じるやり方でした。
しかし、このやり方では外装のシーリングが破断して雨水が流れ込むと、
透湿防水シート内に浸水して劣化が早く進んでしまいます。
そのため普及してきた方法が、まず透湿防水シートを貼ってから防水テープで処理する方法です。
シーリング、防水テープ、透湿防水シートと、三段階で防水することが可能になります。
しかし、シーリングが破断した状態で放置すると、
数年で防水テープが突破されてしまう場合があります。
透湿防水シートも貫通部では穴が空いているわけですから、
防水テープが突破されれば雨水を防ぐことはできません。
このようなことを考慮すると開口部のシーリング工事は
第一段階の防水処理として重要になってきます。