一階の屋根も同様に板金の解体、ヌキ板の取り外し後に防水ルーフィングのカッパルーフィングを
施工して行きます!!
カッパ23は、アスファルト含浸紙に改質アスファルトを被覆し、表面に鉱物質粉粒を圧着および特殊合成樹脂を塗布し、裏面に合成繊維不織布をラミネートした高耐久の屋根下葺材です。
改質アスファルトの効果により、釘軸廻りの止水性が向上しています。また、良質なアスファルト含浸紙を芯材にすることで、寸法安定性が向上しています。
特徴としては
1.クギ穴のシール性が良い!
改質アスファルトのおかげでクギ穴からの雨もりの心配がありません。
2.施工のしやすさ!
合成不繊布の強度が高く破れにくく丈夫で、寒いときの施工のしやすさも抜群です!
3.強靱な引き裂け強さ
合成繊維の不繊布の工夫で引き裂けるような力にとっても強いです。
などの理由からカッパ23ルーフィングを使っています。
でもせっかくの高性能ルーフィングもその
防水性能を生かすためには施工が大事です。
質の良い製品を使っても、施工が悪くては防水の役割を果たせなくなってしまうのです。
施工上の注意点は
ルーフィングの基本は、軒から棟へ向かって重ねて張っていきます。
固定には、タッカーと呼ばれるホッチキスのようなもので野地板に留めていくのですが
ルーフィングを重ねる際は、ルーフィング同士の上下の重なりを100mm以上
左右の重なりは200mm以上を取る必要があります。
雨漏りが発生しやすいところは2、3重に重ねて張り、防水を強化します。
雨漏りの起きやすい谷樋部分は、まず棟から軒に真っ直ぐにルーフィングを先張り(捨て貼り)
した後、平部と同じように軒から順に、重なりを多め(300mm以上)に取りながら重ね張りします。
ルーフィングはただやみくも張るのでだめで施工する順番、方向、重ねる幅などにより、
その防水性能が大きく変わってしまいます。
完成すると見えない部分ですが実に大事な工程なんですね!