こんにちは!
今日も暑くて夏バテ気味の配島です。
今日は
パミールについてお話しようと思います。
今回調査にお邪魔したお宅ですが、屋根材がパミールでした。
この屋根材はもともとの強度不足もあり塗装不可になります。
塗装してもミルフィーユみたいにパリパリ剥がれてきて、層状剥離が止まらないのです。
この屋根はニチハという企業が1996年~2009年に発売していたスレート系のノンアスベスト材です。
アスベストが配合されていないことから当時注目され、多くハウスメーカーで使われていました。
スレート屋根に使われるアスベストは踏み割れしないように入れられていましたが、
発がん性物質として問題となり、アスベストの代わりにパルプ繊維などが配合され
ノンアスベスト商品としてパイオニア的存在でした。
しかし、パルプ繊維を使ったことで吸水性が高まり、結果として早い年数での劣化に繋がってしまった様です。
知らずに塗装されてしまう業者さんもいるようですので注意が必要になります。
施工する前に把握されるとより安全だと思います。
確認申請図や竣工図には必ず記載がありますので、1996年~2009年の間に建てられた
お客様は十分確認することをおすすめします!!